裂織り体験

裂織り体験

所要時間
約3時間
実施時期
通年
体験人数
~10人
関連するSDGs

急傾斜地の暮らしに息づく先人の知恵を体感。

伊方町の三崎地区では、古くなった着物や布を細く裂いて、再び織り直して再利用する生活の知恵「裂織り」を体験することができます。裂織りの歴史は江戸時代に始まるとされ、主に木綿栽培が難しかった東北地方や日本海沿岸地域で広く発展してきました。三崎地区は佐田岬半島の突端に位置する半農半漁の町で、急峻な地形のため、人々は背負子という「かるいかご」を背負って農作業の収穫物や物資の運搬をせざるを得ない状況にありました。その重みから家族の肩や腰、あるいは下に着る衣類を守るために編み出された知恵が、裂織りです。昔は綿が高価だったので、擦り切れた着物もすぐに捨てることはなく、裂いて織り直すことで家族を守る丈夫な布に生まれ変わっていきました。全国的には藍を使った青い裂織りが多く現存していますが、裾に白色を用いたデザインが佐田岬半島の特徴です。

体験の流れ

安全や工程の確認をし、道具の準備をします。裂織りが生まれた歴史や背景について説明を受けます。見本をみながら、工程ごとに指導を受けてつくっていきます。完成したら後片付けをして感想をまとめます。

SDGs学習のアプローチ例

裂織りは使い古した布のリサイクルの考えから生まれた生活の知恵で、素朴ながら独特の美しい風合いは、みるひと、使うひとを惹きつけます。日本人特有の“もったいない精神”に触れることで、「持続可能な生産消費形態」についての学びを深めることができます。
また、最近では、日米で活躍するモデルのローラさんが、特産品開発の一環で裂織りの技術を用いて「シュシュ」をプロデュースしたことでも話題にもなりました。そのような新たな展開について触れることで、「持続可能な経済成長」について考えるきっかけをつくります。

関連するSDGsとターゲット

■目標8 包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(ターゲット9) 2030年までに、雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する。
■目標12 持続可能な生産消費形態を確保する。
(ターゲット5) 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

■受入地域
伊方町
■服装・準備品
・特に服装の制限はありません。
■備考
・雨天実施
・持ち帰り:自作品

■個人旅行での受入も可
<お問合せ先>
・三崎オリコの里「コットン」(伊方町)…TEL 090‐2783‐8357