愛媛県南予地域について

なんよ地域の紹介

愛媛県南西部に位置する南予地域は、
【4市】宇和島市、八幡浜市、大洲市、西予市
【5町】内子町、伊方町、松野町、鬼北町、愛南町
からなり、海、山、川の自然に恵まれ、
農林漁業の営みが盛んです。

南予地域MAP

温暖な気候に恵まれたリアス式海岸では、生産量日本一を誇るマダイやシマアジ、真珠などが養殖されています。また、日本農業遺産に認定された「愛媛・南予の柑橘 かんきつ農業システム」は急傾斜地の段々畑が特徴で、壮大な景観とともに日本一の“柑橘王国・愛媛”の屋台骨を担っています。宇和島城や内子、大洲、宇和の古い町並みなど、歴史文化遺産も多く、日本一細長い佐田岬半島や四国西予ジオパーク、滑床や成川の渓谷など多様な自然環境を有しています。

南予地域へのアクセス
南予地域へのアクセス

南予地域の特徴

日本屈指の農林漁業拠点=食育拠点

養殖業

宇和海に面した南予地域はリアス式海岸を利用した養殖業が盛んで、マダイやシマアジ、真珠、真珠母貝などは生産量日本一を誇ります。

みかん山

また、愛媛県は柑橘類の収穫量と品目数がともに日本一の“柑橘王国”ですが、南予地域はその屋台骨を支える一大産地として、日本農業遺産にも選定されています 「愛媛・南予の柑橘農業システム」。ほかにも、林業や酪農業など多彩な一次産業が展開されています。

広島・九州・高知との接続が容易

南予地域は広島や九州、高知からのアクセスが容易です。

  • 広島松山スーパージェット高速船で80
  • 松山南予貸切バスで50分~130
  • 九州南予フェリーで70分~165
  • 南予高知空港貸切バスで~150
移動・所要時間マップ

南予各市町の紹介

  • 宇和島市(うわじまし)
    宇和海と鬼ヶ城山系に囲まれた城下町で、多種多様な柑橘類をはじめ、日本有数の生産量を誇る真珠や養殖のマダイ・ブリなど、全国トップクラスの食資源を誇っています。「鯛めし」や「じゃこ天」などの郷土料理や、重要文化的景観に指定された「遊子水荷浦の段畑」、現存12 天守のひとつに数えられる「宇和島城」などが有名です。
  • 八幡浜市(やわたはまし)
    北は瀬戸内海、西は宇和海に面し、リアス式海岸と段々畑のみかん山が続く温暖な地域です。急傾斜地を利用した柑橘栽培が盛んで、「日の丸」や「真穴」「川上」等ブランドみかんの産地です。漁業も盛んで、四国屈指の魚市場を拠点に発展してきました。近年「八幡浜ちゃんぽん」や「サイクリング」を通じた町おこしに力を入れています。
  • 大洲市(おおずし)
    一級河川肱川(ひじかわ)が東部の山間地域から盆地を沿うように市内を流れ、市中央部には大洲盆地が開けています。霧の発生が多く、秋から冬にかけては長浜の肱川あらしや雲海がみられます。上流域の河辺地区や肱川地区では山里文化が、中流域では大洲城をはじめとする水郷の情緒漂う城下町文化が栄え、また下流域は漁港や肱川を使った物流の拠点として栄えた歴史があるなど、肱川の流域ごとに多様な文化がある地域です。
  • 西予市(せいよし)
    南予地域の中心に位置し、西は宇和海に面し、東は四国カルスト台地の山々が連なっています。臨海部から山間部までの標高差は1,400m もあり、その変化に富んだ地形が評価され2013年に「四国西予ジオパーク」として日本ジオパークに認定されています。臨海部ではリアス式海岸を利用した養殖業や柑橘栽培が、盆地部では稲作が、山間部では酪農・畜産・葉タバコ栽培が盛んです。かつては養蚕・製糸業が栄えました。
  • 内子町(うちこちょう)
    愛媛県のほぼ中央部に位置し、「町並み、村並み、山並みが美しい持続的に発展するまち」を町の将来像に掲げてまちづくりを推進しています。市街地には、江戸から明治期にかけて繁栄した歴史的な町並みや、歌舞伎や文楽にも使用する木造芝居小屋「内子座」が保存されています。また、棚田百選の棚田や、木造屋根付橋や水車小屋など美しい農村風景も残っています。さらに、標高1,300m級の四国山系には、広大なブナ林を有する小田深山国有林があるなど自然環境にも恵まれた町です。
  • 伊方町(いかたちょう)
    四国の最西端、佐田岬半島に位置します。南の宇和海側はなだらかな白砂の連なる海岸、北の瀬戸内海側はリアス式海岸を形成し、年間平均気温16℃の温暖な海洋性気候に恵まれた地域です。潮の流れが速い豊予海峡で水揚げされる岬アジ・岬サバ、宇和海で流し網漁により獲れるしらす、急傾斜地の段々畑で栽培される柑橘類や甘みの強い瀬戸金太郎いもなど、海の幸・山の幸が豊富です。
  • 松野町(まつのちょう)
    愛媛県の西南部に位置し、四国山脈西南部の鬼ヶ城山系など1,000 m級の山岳に囲まれ、宇和島市、鬼北町、高知県四万十市に接する県境の町です。町の総面積は98.45㎢で、そのうち84%が山林原野に占められるなど急峻な地形が多く、わずかな耕地や宅地は、主に四万十川の支流である広見川、目黒川の流域に開けています。町の南部を流れる目黒川の源流部分には、足摺宇和海国立公園に指定されている滑床渓谷があり、キャニオニングなどのリバースポーツが盛んです。
  • 鬼北町(きほくちょう)
    愛媛県西南部に位置し、西は宇和島市、東は高知県に接しています。日本最後の清流と呼ばれる四万十川の最大支流広見川が町の中央に流れ、周囲を 1,000m級の山々に囲まれた中山間地域で、農林業を基幹事業としています。寒暖の差が激しい気候はゆずの栽培に適し、昔から「ゆずの里」とも呼ばれています。また、愛媛のブランド産品にも選ばれた「鬼北熟成雉」や椎茸などの特産品を用いたオリジナル商品があります。
  • 愛南町(あいなんちょう)
    愛媛県の最南端に位置し、北は四国山脈から分岐した篠山を中心に森林地帯が広がり、南は黒潮躍る太平洋、西は穏やかな豊後水道に接しています。海岸部はリアス式海岸を形成し、数々の景勝地を有する「足摺宇和海国立公園」に指定されています。温暖な気候のもと、内陸部では米作とともに多様な地形を利用して甘夏柑や愛南ゴールド河内晩柑 等の柑橘栽培が、海岸部では四国一の水揚げ量を誇るカツオ漁や、マダイ、スマ、サツキマスなどの養殖が盛んです。